日本食品衛生学会のホームページへようこそ!

会長挨拶

新任のご挨拶と今期の学会活動について

2025年5月30日

石井 里枝 会長公益社団法人日本食品衛生学会会長 石井 里枝

 会員の皆様におかれましては平素より学会活動に多大なるご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
 このたび、会長を拝命いたしました明治薬科大学の石井里枝です。責任の重大さに身が引き締まる思いです。これからの2年間の任期を会長として本学会の発展のために精一杯力を尽くす所存でございますので、皆様のより一層のご支援、ご協力をお願いいたします。

 本学会は、食品衛生に関する研究の連絡、提携及び促進をはかり、これらの研究結果の普及を行うことにより学術・文化の発展に寄与することを目的として、昭和35年(1960年)3月23日に設立され、昭和38年(1963年)5月に社団法人に、その後内閣府から認定を受けて平成23年(2011年)2月には公益社団法人に移行いたしました。2020年には創立60周年を迎えました。この間、さまざまな微生物や有害化学物質による食中毒事故など国民に不安を与えるような事件が起こってきましたが、このような諸問題に対し、本学会は科学的立場からの調査・研究の推進に務め、その成果を社会に還元してきました。また、本学会の特徴として、食品衛生に関わる民間企業(産)、行政機関(官)、大学・研究機関(学)の実学者が中心となり、連携して、食品衛生に関する多岐にわたるテーマについて研究し、わが国の食の安全性確保に貢献していることが挙げられます。私は本学会の特徴を生かし、さらなる発展に寄与するために、任期中に下記の事項に重点的に取り組んでまいります。

1.会員サービスの向上:学会会員だからこそ得られる会員サービスであるメールマガジンの発行、会員向けコミュニティの持続的実行により、会員の満足度の向上に努めます。また、学術講演会、特別シンポジウムなど会員間の交流の場を充実させるとともに、WEB開催やアーカイブなども活用し、多くの会員の方へ最先端の情報提供に努めます。

2.地方の活性化を支援:コロナが終息し、ブロックイベントが活発に開催されるようになりました。これらのイベントに対しての支援を積極的に行い、地方での学会活動のさらなる活性化を図り、会員獲得へと繋げていきます。

3.学会運営基盤の整備及び強化:令和5年度に学会事務局が現在の地に移転し、令和6年度からは事務局の体制も新しくなりました。かねてからの人口減少に伴う学会会員減少への対応などの課題がある中で、将来の学会活動を支える運営基盤を強化する必要があります。学会事務のデジタル化及びスリム化を進め、運営基盤の整備・強化を図っていきます。

 学会会員になり、学会主催の学術講演会やシンポジウム等に参加することで魅力ある有用な情報を得ることができ、また、関連する人たちとの連携が生まれる。メルマガや情報ひろばからはなかなか入手できない最新の情報を得ることができる。そんな魅力ある学会を目指します。そのためにはこれからの学会活動の中心となる若い会員の皆様のニーズを学会運営に積極的に反映していきたいと思っております。いろいろなアイディアやご意見、ご要望などを是非、ご提案ください。その取組みが会員増や会員の満足度の向上につながると信じております。理事及び活性化委員が一体となり、実現に向けて精一杯努力してまいりますので、会員の皆様のご理解ならびにご協力を改めてよろしくお願いいたします。

PAGETOP
Copyright © (公社)日本食品衛生学会 All Rights Reserved.