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会長挨拶

新任のご挨拶と今期の学会活動について

令和元年(2019年)6月10日

公益社団法人日本食品衛生学会会長 永山敏廣

 会員の皆様におかれましては平素から学会活動に多大なご協力を賜り,厚くお礼申し上げます.
 このたび,会長に選任されました永山です.責任の重さに身が引き締まる思いです.学会発展のために精一杯力を尽くす所存ですので,皆様のより一層のご支援,ご協力をお願いいたします.

 本学会は,食品衛生に関する研究の連絡,提携および促進をはかり,これら研究の成果を普及して学術・文化の発展に寄与することを目的として,昭和35年(1960年)3月23日に設立されました.同年3月15日には食品添加物の成分規格等を定めた食品添加物公定書の第1版が公表されており,それから約一週間後の設立です.昭和38年(1963年)5月に社団法人に,その後内閣府から認定を受け平成23年(2011年)2月には公益社団法人に移行いたしました.本学会は令和2年(2020年)に創立60周年を迎えます.
 新しい元号「令和」は本年5月1日から始まりました.万葉集にある「初春(ショシュン)の令(レイ)月(ゲツ)にして気淑(キヨ)く風(カゼ)和(ヤワラ)ぎ梅(ウメ)は鏡(キョウ)前(ゼン)の粉(コ)を披(ヒラ)き蘭(ラン)は珮後(ハイゴ)の香(コウ)を薫(カオラ)す」との文言から引用されました.人々が美しく心を寄せ合う中で,文化が生まれ育つ,という意味が込められているとのことです.我が国では,巡る四季と豊かな自然を背景に独特な食文化が育まれてきました.「和食;日本人の伝統的な食文化」は,平成25(2013)年12月にユネスコ無形文化遺産として登録されました.食の安全が確保され,安心して彩り豊かな食生活を楽しみながら,この世界に冠たる食文化を継承していきたく思います.

 「食の安全・安心」に大きな関心が寄せられる中,各種微生物や有害化学物質による食中毒,放射性物質による食品汚染,食物アレルギーによる死亡事故など国民に不安を与える事件は今も跡を絶ちません.このような諸問題に対して,本学会は,これまで科学的立場からの調査・研究の推進に務め,その成果を社会に還元してまいりました.今後も食の安全性確保に向けてその使命を十分に果たし,社会の要請に応えていく必要性を感じています.我が国の食の安全性確保に貢献し,学会のますますの発展に寄与するために,今期は下記の事項に重点的に取り組んでまいります.

 1.会員サービスの向上 : 前期は,学会会員だからこそ得られる情報や最先端の情報を,スピーディー,しかも,大量に提供できる学会への変革を図り,メールマガジンの発行,会員向けコミュニティなどの試行を始めました.今期は,これら事業を本格的に稼働し,会員の皆様が興味ある情報や最先端の情報の提供を進めます.
 2.地方の活性化 : 現在,ブロック制(北海道・東北,関東,東海・北陸,近畿,中国・四国,九州・沖縄の6ブロック)が布かれ,会員数に応じた学会活性化委員を配置して,小集会などのブロックイベントを開催しています.ブロック活動に対する支援を積極的に行い,地方のさらなる活性化を目指します.
 3.財政基盤の確立 : 本学会は,財政基盤の根幹を成す会員が減員傾向にあります.引き続き出費の節減策を講じ,財政状況の悪化防止に努めます.会員数の減少に歯止めをかけるため,時代の流れに調和した魅力ある活動を展開していきます.会員サービスをさらに充実しつつ,各ブロックにおける学会活動の活発化による会員獲得に力を入れていきます.
 4.「中期運営計画」の見直し : 2013年2月に,学会の組織・活動・財政などの現状を踏まえて5~6年先を見越した最初の「中期運営計画」が策定されました.本計画を基に,学会の抱えている問題点を理事,監事および各種委員会委員等が共有し,さまざまな課題に取り組んできました.当初計画策定後6年を経過しました.これまでの進捗状況等を踏まえ,学会が今後さらに取り組むべき検討課題を整理するなどの見直しを行い,問題解決に活用できる新たな運営計画を作成します.

 学会員になることで,学会主催の講演会等に参加することで,魅力ある有用な情報に出会い,関連する人々との連携が生まれる,そして,本学会を周囲の人に思わず紹介してみたくなる,そんな学会を目指します.そのために,会長・副会長をはじめ理事,学会活性化委員は力を尽くす覚悟ができております.同時に会員の皆様からのお知恵も拝借したく存じます.是非いろいろなアイデアをお寄せください.

 以上,これらの諸課題達成に向けて,会員の皆様のご理解ならびにご協力を改めてお願い申し上げます.

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